書名の通り、以下の点についての大学政策が書かれている。
1.大学の基本的機能と動向
2.高等教育制度概論
3.キャリア支援
4.大学評価
5.私立大学経営
6.大学連携
7.産官学連携と大学発ベンチャー
8.FD
9.SD
10.大学会計
11.諸外国の高等教育制度
入門的な書なので、興味のある分野はさらに他の専門書で学ぶ必要はあるが、大学で高等教育について学ぶ学生や大学で働き始めた新人職員が、大学政策全体の概略を知る上では、良書である。

i_yoshi
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書名の通り、以下の点についての大学政策が書かれている。
1.大学の基本的機能と動向
2.高等教育制度概論
3.キャリア支援
4.大学評価
5.私立大学経営
6.大学連携
7.産官学連携と大学発ベンチャー
8.FD
9.SD
10.大学会計
11.諸外国の高等教育制度
入門的な書なので、興味のある分野はさらに他の専門書で学ぶ必要はあるが、大学で高等教育について学ぶ学生や大学で働き始めた新人職員が、大学政策全体の概略を知る上では、良書である。
ボーイスカウトを提起した英国軍人ベーデン・パウエルの生涯を追うことからボーイスカウトの歴史を振り返っている。
ボーイスカウトというと野外活動を行っている子供たちの集団で、どちらかというと健康的というイメージがあるが、もともとは少年たちへの軍事訓練を目的として始めたものであるということをこの書で初めて知った。まあ、"scout"が「偵察」という意味を考えれば、納得のできることではあるが。
しかし、これはボーイスカウトの草創期と発展期が二つの大戦の時期とかち合ったため、致し方のないことだったのかも知れない。
その後、ボーイスカウトは紆余曲折を経て、国家主義から国際主義へと路線転換を果たし、世界的な青少年教育の場へと発展していき現在に至るのである。
ボーイスカウトの現在の目指す国際理解は、まずそれぞれの民族や国家の良き公民となり、それから他民族や他国との共存を図るというスタイルである。つまり、まず日本人となり、それから国際人を目指すという考え方である。この考え方は現代の国際教育を考える上で、重要なことであるように個人的には思う。
私はボーイスカウト活動は行ったことがないが、青少年教育を考えたとき、学校教育だけではなく、このような活動は大切にしていくべきだと考えるが、ボーイスカウトに入っている子供の数がファミコンが発売されたのと同時に減少傾向になったのは、時代の流れとして仕方のないことなのかも知れない。
昨年10月に他界した北杜夫氏の傑作。
マンボウシリーズはやはり面白いです。
デフォルメされている部分もあると思いますが、北氏の医者とは思えないいい加減さは何回読んでも可笑しいです。
その一方、所々に現れる景色描写の繊細さが見事で、またそのギャップが北ワールドを醸し出しています。
話自体は古い話ですが、いつまでも語り継いでいきたい作家であることは間違いないでしょう。
ご冥福をお祈りします。
「世界商品」である砂糖を通じて、近代世界史を見ています。
お茶の葉を栽培できないイギリスで大量の紅茶が飲まれる理由など、砂糖を通じて世界のつながりがよくわかりました。
例えば、イギリスが砂糖貿易によって反映し、いち時代を築いた裏には、植民地化されたカリブ海周辺のサトウキビ畑のプランテーションで奴隷として働くアフリカの人々や原住民の犠牲がありました。これは三角貿易と言われ、学校でも習った記憶があるが、砂糖に注目するとその関係がよくわかります。
学校時代は、各国の関係や時代の流れがうまく掴めず、世界史は苦手科目でしたが、このようにあるモノに注目して歴史を振り返ると、各国の関係や時代の流れをきちんと掴むことができ、非常に勉強になりました。
また、歴史を学ぶということは、単に過去を振り返ることではなく、現代の世界が抱えている問題とのつながり、歴史的遷移を見ることで、解決しようとすることであることがよくわかった。これからも少しずつでも歴史の勉強をしていこうと思わせてもらった一冊である。
〈三月の甘納豆のうふふふふ〉、〈花冷えのイカリソースに恋慕せよ〉、〈陰毛も春もヤマキの花かつお〉、〈春の風ルンルンけんけんあんぽんたん〉など、非常にユニークな俳句を作られる坪内稔典氏が、俳句が成立した歴史的背景から現代の俳句の楽しみ方まで、まじめにそして楽しく解説しており、俳句の奥深さだけでなく、楽しさがよく伝わり、俳句が身近に感じられる。
三島由紀夫や北杜夫が影響を受けたというノーベル賞作家トーマス・マンの自伝的小説である。
友情や恋愛、家族等について悩み、孤独感やアイデンティティの欠如など思春期特有の苦しみを抱える少年の苦悩や青年となった主人公の芸術家としての葛藤を描いた青春小説の名著である。
私が言うには烏滸がましいが、これぞ「文学作品」という作品であり、多くの大作家が影響を受けたのもわかる気がする。
ただし、文学青年の間では名著として語り継がれるのであろうが、読書離れが激しい現代の若者には取っ付きにくいかも知れない。
私は同時収録されている「マーリオと魔術師」の方が面白く感じたし、現代の若者にも受け入れられやすいのではないかと思う。
正月、震災、富士山、幽霊等の比較的身近な話題について、民俗学的に説明してある。
また、胴上げやパソコン、クリスマスツリーなど現代の身近なものに対しても民俗学的にアプローチしてあり、非常に興味深く読める。
「民俗学への招待」というタイトル通り、民俗学の入門書として非常におもしろく読めた。
日本全国を歩き回り、各地の民間伝承を伝承者(老人)から聞いたものをまとめたものである。各地のむらの様子や農業、漁業などのことが伝承者の伝記的にかかれており、非常におもしろい。特に「土佐源氏」の章に出てくる老人の話は創作ではないかと疑われたほどのおもしろさである。
民俗学というと取っ付きにくい感じがあり、また50年以上も前に書かれたもので、各地の方言も多く読みにくいが、普通に読み物としておもしろい。
また、楽しみのほとんど無かった時代の話だとはいえ、夜這いの話が多く、昔から日本は性に対して寛容な国だったのだなということがよくわかった。
アメリカ英語とイギリス英語が異なることは知っていたが、これほど違うとは思っていなかった。
たとえば、"table"という動詞は、アメリカ英語では「棚上げにする」という意味で使うのに対し、イギリス英語では「提出する」という意味で使う。したがって、"He has tabled an amendment."は、アメリカ英語では「彼は修正案を棚上げにした」となるが、イギリス英語では「彼は修正案を提出した」となる。全くの真逆である。
また、"college"は「大学」という意味であると我々日本人は思い込んでいるが、これは、アメリカ英語に限ったことであり、イギリス英語では「高校」や大学の「学寮」という意味で使われる。つまりアメリカの"Boston College"は「ボストン大学」であるが、イギリスの"King's College"は「キングズ高校」である。
この本は、元は同じ言語でも、異なった環境や文化により、違った発展を遂げるということを教えてくれる。そして、これはグローバル社会である現在における語学教育において、欠かせない視点であろう。
学校の歴史の授業では、縄文時代や弥生時代はさらっと流されるが、この本では、縄文時代と弥生時代を中心に興味深いエピソードを交えて考古学を語っており、新しい発見がたくさんあった。
また、「米について何がわかったか」の章では、初版が1993年にもかかわらず、現在TPPで話題になっている「米の市場自由化」についての示唆に富んだ話もある。
歴史学において、考古学は軽視されがちだが、考古学無くして歴史学はあり得ないということがよくわかり、また、考古学を深く学ぶことは、現代が抱える問題の解決のヒントを見つけることにも繋がると言うことをこの本で感じた。